変色、錆 防錆油を切り替えることで、汗の付着による錆の発生をゼロにした事例 導入前の課題:夏場になると、加工後の部品で作業者が汗をかいた手で触った箇所が錆びる 導入後の効果:汗の成分による錆の発生がゼロになり、生産効率を向上させることができた お困りごと(導入背景) 長野県の企業様からご依頼いただきました。 こちらの企業様では、NC旋盤で自動車部品や工作機械部品の量産加工をしています。 金属加工業において、一般的に錆対策は欠かせませんが、特に自動車部品の加工が多いこちらでは、錆のトラブルには非常にシビアでした。しかしながら、水溶性切削油を使用する加工が主体であり、どうしても錆への心配が付き物です。 そのため、切削加工後の部品は洗浄し、さらに防錆油を塗布していましたが、夏場で気温が高くなると、加工後の部品で作業者が汗をかいた手で触った箇所が錆びてしまうという現象が起こっていました。結果として、後々に出荷先等でのクレーム発生につながるケースがありました。 そのため、手袋の使用や洗浄工程を増やすといった対策をしておりましたが、手間やコストが増えて困っていました。 選定理由 一般的な防錆油では、汗の成分を分解できずに残渣として残ってしまい、その汗によって錆を誘発されるため、使用する防錆油を汗の成分に強いタイプへ切り替えることを提案し、実際に使用してみていただきました。 導入後の効果 防錆油の切り替えのみで汗の付着による錆を防ぐことができ、これまで錆の除去に割いていた手間やコストが削減された上に、汗が付かないような工夫も必要がなくなったため、生産効率を向上させることができました。また、適切な期間防錆効果が維持されるため、出荷先からのクレームもありませんでした。 お気軽にお問い合わせください。 潤滑油、切削油などの提供から廃液の回収やリサイクルにいたるまで、 工業用油剤に関するお困りごとは長岡石油までご相談ください。 お問い合わせはこちら 新液価格より1ドラム辺り25%の価格低減を実現した事... 手荒れを解消しつつ、切削油のロングライフ化を実現