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事例紹介

CASE

安全性、法規制対応

手荒れを解消しつつ、切削油のロングライフ化を実現

導入前の課題:水溶性切削油の使用による手荒れの発生

導入後の効果:手荒れを解消しつつ、切削油のロングライフ化を実現

お困りごと(導入背景)

新潟県の企業様からご依頼いただきました。
こちらの企業様では、ソリュブルタイプの水溶性切削油を使用しており、一部のオペレーターの手荒れが問題となっていました。従来の切削油で作業を行うと、手が全体的に赤みを帯びてしまい、作業に支障をきたしていました。
水溶性切削油は、一般的に3〜10%程度の水溶液として循環使用しているため、バクテリア・カビ・酵母といった菌類が繁殖しやすく、生産効率の低下や作業環境を大幅に悪化させます。
また、繁殖した菌類が加工中に主軸の回転等で空中に舞い、作業者が吸引した場合の健康被害も懸念されていました。

選定理由

油剤の腐敗による諸性能の低下を防ぐために、水溶性切削油には防腐剤をあらかじめ配合しており、もし使用中に腐敗した場合は防腐剤を添加することが一般的ですが、防腐剤による手荒れの悪化が懸念されることから、防腐剤フリー型エマルションへ切り替えをお試しいただき、しばらく様子を確認しました。

導入後の効果

手荒れは落ち着きだし、以前よりも症状が改善しました。
また、防腐剤フリーですが、腐敗臭や錆びといった、液劣化の兆候は見られませんでした。
ソリュブルからエマルションに変えることで、浸透性を抑えるとともに、防腐剤を含まないタイプにすることで、皮膚刺激性を低減できました。
防腐性を維持し続けることができる要因として、液中で適量のアルカリ成分を放出し続ける技術によって適したpHを保っているため、防腐効果を持続しております。

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