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事例紹介

CASE

加工性、工具寿命延長

切削油を変更しただけで、面精度が大幅に向上した事例

導入前の課題:旋削加工で面精度が安定しないため、製品の仕上がりにバラつきが出ていた

導入後の効果:面精度が大幅に向上し、工具寿命の延長、使用量の削減、手荒れの改善なども実現

お困りごと(導入背景)

新潟県の精密加工部品を製造している企業様よりご相談いただきました。

こちらでは、シャフト、ナットなどの旋削・仕上げ加工で、加工精度が安定せず、材料のロットごとで求める面精度が出ないために、様々な水溶性切削油を試していましたが、なかなか理想とする面精度が出ていませんでした。

そうした中で、切削油を従来より少し濃い目に使用してみることで多少は面精度が出るようになりましたが、一方でべたつき・持ち出し量の増加、作業者の手荒れといった別の問題も浮き上がっていて、かなり困っていらっしゃいました。

選定理由

加工条件から求められる加工精度、切削油の使用濃度まで様々な視点から状況を伺ったところ、使用している切削油自体の性能が求められる加工精度に追いついていないことが見えてきました。

そこで、同じくべたつきの少ないタイプの中でも加工面への吸着性が良く、加工性能に優れる切削油を使用することで、通常の使用濃度で安定した面精度が出せるのではないかとご提案いたしました。面精度の向上に加え、使用液の持ち出しなどのムダが減らせることにお客様が興味を示してくださり、機械1台でトライしていただきました。

導入後の効果

切削油自体の加工性能が向上したことで、使用濃度を12%から9%に下げたのにもかかわらず、目視でもわかるほどに面精度が良くなり工具寿命が約1.3倍に延びました。さらには、作業者の手が荒れにくくなる、持ち出し量の低減で週に4回おこなっていた切削油の補充も2回で済むようになるなど、多くの側面から生産効率アップに貢献することができました。

お気軽にお問い合わせください。

潤滑油、切削油などの提供から廃液の回収やリサイクルにいたるまで、
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