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事例紹介

CASE

変色、錆

水溶性切削油の変色を抑え、生産効率の向上&作業環境の改善に寄与した事例

導入前の課題:水溶性切削油が交換から2~3カ月程度で茶色く汚れ、製品の洗浄&切削油の全交換に手間がかかっていた。

導入後の効果:切削油の交換頻度を3カ月⇒2年間に延長でき、製品洗浄でパーツクリーナーを使用する必要が無くなった。

お困りごと(導入背景)

マシニングセンターやNC 旋盤で鋳物部品の加工をしている中で、使用している水溶性切削油が交換から2~3カ月程度で茶色く汚れてくる状況でした。茶色くなることで、製品にも汚れが付いてしまい、洗浄で拭き取りやパーツクリーナーを使用する手間がかかるのみならず、機械の加工室内や窓が汚れたりと作業環境も悪化することから3カ月に1回切削油を全交換しており、その手間やコストもかさんでしまい、生産全体において悪影響を及ぼしていました。現場の作業者も鋳物を加工している以上仕方がないと半ば諦めている様子でした。

汚れた加工室の窓

選定理由

切削油の状態を確認したところ、以下の状況が見えてきました。

タンク内に鋳物の切粉が堆積しており、そこから溶け出した成分が切削油を茶色く変色させていること。

使用している切削油自体が変色しやすいこと。

これらの原因を踏まえ、茶褐色化対策に開発された水溶性切削油の使用をご提案いたしました。通常の切削油よりも鋳物加工で茶色く汚れにくい仕様となっていることから、洗浄の手間や切削油を交換する頻度を減らすことにもつながるため、テスト使用していただくことになりました。

ご提案の水溶性切削油 FC材の切削加工で使用後1年経過

導入後の効果

切削油が茶色く汚れることがなく、2年間交換せずに使用することができました。切削性能も従来と同等レベルを維持でき、パーツクリーナーで洗浄する必要も無くなったため、パーツクリーナーの購入費に加え、切削油の交換にかかっていた油剤購入費や廃液処分費などが削減できて、生産効率の大幅な向上につながっています。

さらに、機械の加工室内や窓はキレイな状態をキープしているので、以前より作業がしやすくなったと現場の方からも喜んでいただいております。

お気軽にお問い合わせください。

潤滑油、切削油などの提供から廃液の回収やリサイクルにいたるまで、
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