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事例紹介

CASE

腐敗、臭気

切削油を変更したことによりカビや臭いの除去に成功した事例

導入前の課題:年2回のクーラント更液作業を行うものの、すぐに液体の状態が悪化しカビや臭いが発生

導入後の効果:摺動面油を取り除くことにより、液体の状態が保持されカビや臭いの発生を防止

お困りごと(導入背景)

金属の切断、穴あけ、板金加工を行っている企業様からご相談いただきました。

こちらの企業様では、従来より半透明タイプの水溶性切削油を使用しており、年に2回程度クーラントの更液作業を実施していましたが、それから2週間で半透明の液が白濁化し、べたつきと同時に液にカビや臭いが出ていました。

せっかく更液作業をしても半年後には再び更液が必要になっておりました。

選定理由

機械を確認したところ、摺動面油のクーラントタンク内への混入が多い上に、その油をクーラントが抱き込んでいました。
それがべたつきやカビ発生の原因になっていることが明らかになりました。

そこで、他油を抱き込みにくく、洗浄性に優れる水溶性切削油の使用を提案いたしました。
次回の更液作業の際、1台だけその切削油に入れ替えていただき、3カ月ほどテスト使用していただきました。

導入後の効果

今まではクーラントに抱き込まれていた摺動面油がクーラントの液面に浮いてくるようになり、摺動面油を取り除くことができるようになりました。

そのため、数カ月使用した後でも液が透明でサラサラとしたままで、や臭いも出なくなりました。                                オペレーターが臭いを気にすることがなくなり、クーラントのロングライフ化にも繋がったことが好評で、他の機械にも展開していただいております。

★更液から2年経過後の切削油の状態

他油を若干抱き込んで茶色く濁りましたが、抱き込んだ量は非常に少なく、透明感のあるサラサラとしたままです。カビやニオイもいまだに出ておりません。

お気軽にお問い合わせください。

潤滑油、切削油などの提供から廃液の回収やリサイクルにいたるまで、
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