安全性、法規制対応 消防法の課題をクリアし、工場内の環境改善にも成功した事例 導入前の課題:不水溶性研削油を使用しており、消防法の指定数量が課題 導入後の効果:消防法の課題をクリアし、工場内の環境改善にも成功 お困りごと(導入背景) 新潟県の企業様からご依頼いただきました。 機械器具製造において、主に不水溶性研削油を使用しているこちらの企業様では、消防法の指定数量で悩んでいました。 生産が増加している中で、設備の保有数量が徐々に増加し、消防法を無視できる状況ではなくなったため、短期的な対策としてレイアウト変更や、海外工場での生産移設、長期計画では工場新設など実施してきました。 消防法の指定数量改善策として、不水溶性研削油の見直しも検討しましたが、油剤自体の大幅なコスト増加や設備部品に対する腐食、肌荒れ等の問題が障害となり、実現には程遠く困り果てていました。 選定理由 残された改善策として、引火点250℃以上の引火性対策油の再検討しかありませんでした。 そこで、設備や材料を腐食しにくい引火性対策油を選定した上で、腐食試験を実施してみることを提案しました。 約2年をかけて、徹底的に設備や材料、部品一つ一つの腐食試験を繰り返し、設備配管や材料の腐食といった、リスクのある引火性対策油の認識や適正な使用方法をアドバイスし、加工する多くの材料に対する十分な信頼性を確認することができました。 導入後の効果 消防法の課題をクリアできたことで、工場のレイアウトを自由に組むことができるようになりました。 また、油剤価格は従来品よりも高くなりましたが、年間の油剤使用量が減少したことで、トータルで従来品とほぼ同等のランニングコストは維持することができました。 さらに、従来使用していた加工油と比較しても、腐蝕や手荒れといった問題も無く使用でき、加工する際に発生する油煙も大幅に減少したことで、工場内の環境改善にもつながりました。 お気軽にお問い合わせください。 潤滑油、切削油などの提供から廃液の回収やリサイクルにいたるまで、 工業用油剤に関するお困りごとは長岡石油までご相談ください。 お問い合わせはこちら 手荒れを解消しつつ、切削油のロングライフ化を実現 水溶性研削油の腐敗と残渣不良トラブルを解消し、同時に...