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事例紹介

CASE

その他

水溶性研削油の腐敗と残渣不良トラブルを解消し、同時に使用量を30%削減できた事例

導入前の課題:成分残渣によるロウ付け不良が不規則に頻発して起こるトラブル

導入後の効果:水溶性研削油の使用量を30%削減し、腐敗と残渣不良トラブルも同時に解消

お困りごと(導入背景)

新潟県の企業様からご依頼いただきました。
こちらの企業様では、水溶性研削油を使用してアルミ素材の量産加工を行い、水洗浄後にエアーブローをし、社内検査した上でカーメーカーへ出荷します。
カーメーカー内でロウ付けを行うのですが、成分残渣によるロウ付け不良が不規則に頻発して起こるトラブルに見舞われていました。
成分残渣は致命的で、頻繁にクーラントの更液を行い切削油をきれいな状態にすることで対応していましたが、トラブルは解決されず、油剤メーカーに依頼した残渣分析でも特定できないまま、何故か腐敗も早いというトラブルも重なり、これらの問題を解決できない状態が続いていました。

選定理由

水溶性研削油の使用量を30%削減し、腐敗と残渣不良トラブルも同時に解消した事例

当初は残渣分析で付着物の特定を行いましたが、他社と同様に成分特定には至りませんでした。
さらに調査していくと、オーバースペックな切削油を使用していたこと、更液サイクルが早いわりに腐敗しやすいこと、そして、原液に独特の臭気があるという特徴が見つかりました。
そこで、原液分析をしたところ、構成成分としてアルミ加工における加工性を向上させる添加剤が含まれており、この添加剤が洗浄性を低下させている可能性がありました。

導入後の効果

水溶性研削油の使用量を30%削減し、腐敗と残渣不良トラブルも同時に解消した事例

成分配合の調整とオーバースペックの対応をし、テスト1カ月の量産で腐敗と残渣不良トラブルが瞬く間に解決しました。
入れ替え更液も減ったことで、10ドラム/月から7ドラム/月の使用量となり、大きな経済効果を実現することができました。
他社品を使用していましたが、今は弊社が選定した製品にすべて切り替わりました。

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