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事例紹介

CASE

加工性、工具寿命延長

加工条件にあった油剤の使用で、金型寿命の5倍アップに成功した事例

導入前の課題:目標数量の1/5以下までしか金型が持たず、頻繁に金型を交換するため、生産効率が悪い状態

導入後の効果:金型寿命が現行品に比べて5倍以上に延び、また後工程の洗浄面でも問題なく、目標数量を達成

お困りごと(導入背景)

福島県で自動車部品の量産加工を行っている企業様からご依頼いただきました。

SUS系材料の打抜き加工での金型寿命が延びずに困っていました。現行使用している塑性加工油剤では、目標数量の1/5以下までしか金型が持たず、頻繁に金型を交換するため、時間的なロスが生じ生産効率が悪い状態が続いていました。

独自の対策として油剤の見直しだけでなく、金型も改良してみた上でテストを繰り返してはいましたが、目指す数値目標までなかなか及ばず、苦慮しておりました。

 

選定理由

現行の油剤より大幅に粘性が高い油剤を使用することで、加工性の向上は見込めました。しかし、それでは後工程の洗浄にかかる負担が大きくなり、結局目標数量に達することができないということで、提案の候補に入れることができませんでした。そのため、加工性の向上ばかりでなく、後工程の洗浄性についても考慮しながら油剤を選定いたしました。

そして、洗浄性で問題のない現行使用油の粘度を目安に、加工条件に合った添加剤が入っており、金型寿命延長できる油剤を提案いたしました。その後、テストでご使用いただいたたところ、金型寿命が現行品に比べて5倍以上に延び、また後工程の洗浄面でも問題なかったため、ご採用いただきました。

導入後の効果

その後の経過も、生産の数量が落ちることなく安定的に数値目標を達成できています。当初は金型寿命を延長させたいとの事で金型の見直しを行いましたが、あまり効果は得られませんでしたが、油の見直しによって金型寿命の延長につながり、金型の交換頻度が減ることによって、作業者の負担の軽減機械の停止時間削減に繋げることができました。

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