1. HOME
  2. 事例紹介
  3. テーマから選ぶ
  4. 泡立ち
  5. 消泡性抜群の水溶性切削油を導入して、高圧クーラントに対応した事例

事例紹介

CASE

泡立ち

消泡性抜群の水溶性切削油を導入して、高圧クーラントに対応した事例

導入前の課題:クーラントが泡立ちやすい機械構造で、タンクから切削油が溢れていた。

導入後の効果:クーラントの消泡性能を見直すことで、タンクの水量を満タンにした場合でも溢れることが無くなった。

お困りごと(導入背景)

こちらの企業様は、センタースルー付き(内部給油方式)のマシニングセンターで発生する、水溶性切削油(クーラント)の泡トラブルで困っていらっしゃいました。高圧クーラントシステムを用いたセンタースルーなので、クーラントが泡立ちやすい機械構造になっていました。そのため、様々な油剤メーカーの高圧クーラント対応切削油を使用してきましたが、どれもタンクから溢れてしまいました。結果として、タンクの水量を半分以下まで下げて使用していましたが、それでも時々溢れることがあったため、溢れるのではないかと心配しながら、長年機械加工をおこなっていました。

汚れた加工室の窓

選定理由

現行品よりも消泡性に優れる洗浄剤へ変更することもご提案しましたが、現行品は過去に使用した洗浄剤と比べて、最も機械との相性が良く機械部品の劣化が少なかったこと、作業者の手荒れや機械周りのべたつきが少ない、作業環境にもやさしいことから、可能であれば洗浄剤は変更したくないとのご要望がありました。そこで、現行品のタイプに応じた、相性の良い“非シリコン系の添加剤”を選定し、使っていただくことをご提案いたしました。シリコン系添加剤と比較して即効性は劣りますが、持ち出されにくく持続性に優れるという特性があるため、まずは効果がどのくらい持続するのかをご評価いただきました。

ご提案の水溶性切削油 FC材の切削加工で使用後1年経過

導入後の効果

添加剤を投入後、1カ月程度消泡効果が持続しました。そのため、お客様の方で冬期間は泡が出ていなくても必ず1カ月に1度は添加剤を投入するように、当番を決めていただいたところ、洗浄剤の泡がタンクからオーバーフローすることが無くなりました

それにより、頻繁に補充していた洗浄剤や消泡剤の使用量が削減でき、月10万のコスト削減につながりましたが、それ以上に洗浄剤の泡がタンクからオーバーフローしなくなったことで、作業者が不安なく作業することができ、夜中も無人運転することが可能になったため、生産効率の向上につながったことに大変ご満足いただいております

お気軽にお問い合わせください。

潤滑油、切削油などの提供から廃液の回収やリサイクルにいたるまで、
工業用油剤に関するお困りごとは長岡石油までご相談ください。

お問い合わせはこちら

関連事例