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事例紹介

CASE

腐敗、臭気

不水溶性切削油の導入により、オイルミストの発生を改善した事例

導入前の課題:大量のオイルミストが発生し、作業環境の悪化

導入後の効果:オイルミストが目に見えて減少し、作業者の髪や服への付着やベタツキが大幅に減少

お困りごと(導入背景)

マシニングセンターで油性切削油をご使用のお客様からご相談いただきました。
油性切削油は油膜切れが起き難く水溶性切削油よりも加工性が良いため、主にSUS304の加工で使用されておりました。
しかし、多量のミストの発生によって作業環境の悪化が指摘され、改善を依頼されておりました。
加工中に発生するオイルミストによって、作業者の髪や服がベタベタになり、油臭くなっていました。
機械周りがベタベタになって天井も汚れており、作業環境を悪化させていました。
さらには、加工後にエアブローした際に切り屑がはけにくく、それによりワークにキズが出て、不良が出ることも時々ありました。

選定理由

SUS304と無酸素銅のタップ加工が多いことから、パラフィンリッチの油性切削油をご提案いたしました。
通常の鉱物系油剤と比較してバラツキの少ないベースオイルと厳選した添加剤で構成されている油剤で、低ミスト化による作業環境・使用量の低減に貢献できます。
気温による粘度変化が少ないため、寒冷地でもポンプへの負荷が最小限に抑えられ、加工点への確実な油剤供給が可能になります。
ステンレスの加工全般に対応できる加工性も有しているため、お客様もご興味を示してくださり、機械1台でテストしていただきました。

導入後の効果

オイルミストが目に見えて減少し、作業者の髪や服への付着やベタツキが大幅に減少し、加工後ドアを開けた時にむせてしまうことや臭いを感じることも少なくなったとのご評価をいただきました。
・冬場でも油剤供給量が維持でき、油剤のヌル付きも少なく、切り屑のハケが良くワークのキズが出なくなりました
切屑のはけや工具に切屑が絡む現象も無くなったとのことです。
・実際には13cst→16cstに粘度を上がりましたが、油剤のヌル付きが少なく、切り屑のハケや工具に切り屑が絡む現象も無くなったとのことです。
消防法で第三石油類から第四石油類に変更することもでき、保管量に余裕が出来ました銅・アルミも変色なく加工できております。
・今後は大型のミスト回収装置が不要になる、ミスト減により回収されにくくなり油剤使用量が削減できることも期待されております。

お気軽にお問い合わせください。

潤滑油、切削油などの提供から廃液の回収やリサイクルにいたるまで、
工業用油剤に関するお困りごとは長岡石油までご相談ください。

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