加工性、工具寿命延長 切削油の切り替えによって、加工精度の向上やトータルコストの削減に成功した事例 導入前の課題:納入先からの依頼により、塩素含有切削油からの切り替えが必要だった 導入後の効果:納入先からの要望に応えながら、加工精度の向上、トータルコストの削減に成功 お困りごと(導入背景) 新潟県の企業様からご依頼いただきました。 こちらの企業様は、従来より塩素系水溶性切削油を使用してきましたが、納入先から塩素含有切削油の使用はやめてほしいとの通達がありました。 今までは加工した製品を納入するだけで良かったのですが、初めて切削油の切り替えの検討をすることになりました。 選定理由 現状の塩素系切削油は安く購入出来ていたため、同価格の非塩素系切削油への切り替えを希望しテストに入りましたが、加工してすぐに加工不良が発生してしまいました。 テスト期間を長く設けることが出来ず、すぐにでも切り替えを検討しなくてはいけなかったため、高価ではありますが、従来使用していなかった重切削向けの油剤を試していただきました。 結果として、切り替え後は明らかに加工面の光沢が違い、綺麗に加工できていました。 一通り加工したところ、加工精度は良好で、従来使用の油剤を完全に上回っていたため、正式に導入していただきました。 導入後の効果 加工精度をむしろ高めつつ、納入先からの要望に応えることができただけでも満足ですが、副次的なメリットが多くありました。 まず、機械周りのべたつきが減ったことで、歩いた時に滑りにくくなり、安全性も向上しました。 さらに、クーラントが目減りしなく補給量が減り、濃度も20%→10%で加工できるようになったため、更液時のチャージ量も少なくなるので、定期更液後の油剤使用量も今後減る予定です。油剤価格は上がったものの、トータルコストの削減に成功しました。 総じて多くのメリットが享受できることから、他の機械も今後切り替えていただけることになりました。 お気軽にお問い合わせください。 潤滑油、切削油などの提供から廃液の回収やリサイクルにいたるまで、 工業用油剤に関するお困りごとは長岡石油までご相談ください。 お問い合わせはこちら ミスト給油の導入により、油剤の使用量を大幅に削減した... 金型寿命を2.3倍にし、年間20万円の費用削減に成功...