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コラム

よくある質問と防錆油の基礎

防錆油には様々な種類があり、それぞれの目的・用途に合わせて使用されています。現場の状況を踏まえ、用途に合った油剤を選定し、適切な方法で使⽤しないと、思ったような効果が出ない場合があります。「防錆油を塗布しているのに、錆が出てしまう」という経験はないでしょうか。そのような現場でよくある質問を取り上げながら、防錆油のことや弊社がご提供できるサービスをご紹介いたします!

1.防錆油とは何ですか?

(1)防錆油とは

防錆油とは、製品の金属表面を錆や腐食から保護するために使用されるオイルです。特に削る、曲げる等の加工がなされた後の金属表面は、空気中の物質と反応しやすく、錆や腐食が発生しやすい状態にあります。そのため、防錆油はものづくりにおいて必要不可欠であるといえます。

(2)使用方法

浸漬、スプレー・シャワー塗布、刷毛塗りなどがあります。使用する防錆油の種類や使用条件によって異なります。

図1:浸漬のイメージ                   図2:スプレーのイメージ

 

2.どのような防錆油がありますか?

防錆油には、指紋除去形、溶剤希釈形、ペトロラタム形、潤滑油形、気化性のタイプがあります。
防錆油の種類と性状は、米国MIL規格ではP-1~P-21に区分されています。日本JIS規格では、膜の性質,基油などによって、NP-0~NP-20に区分され、引火点、膜厚、除膜性、防錆・防食性能といった項目によって、細かく分類されています。
さらに詳細を知りたい場合は、JIS規格の「K 2246:2018 防せい(錆)油」の箇所に掲載されています。

3.防錆油を塗っているのに、なぜ錆びる?

(1)製品の洗浄不良

製品に、前工程の油や水分が残った状態では、錆止め油を使用しても、錆が発生する可能性があります。
水溶性切削油での加工後に発生する製品の錆を解消した事例

こちらは前処理を見直すことで、錆の発生を改善できた事例です。このように、防錆油以外の要素を見直すことで、錆トラブルが大幅に改善する場合があります。錆トラブルや防錆油の前処理、後処理などでお困りでしたら、防錆管理士が在籍する“長岡石油”までお気軽にご相談ください。

(2)保管環境が悪い

湿気や埃が多い場所、温度変化が多い場所で保管した場合、錆止めをしているにもかかわらず、錆が発生することがあります。

(3)防錆油の塗布ムラ

スプレーによる塗布は、塗膜ムラが生じる場合があり、部品同士が密着している場合は錆止め油が塗布しづらくなります。浸漬など別の方法を検討する必要があります。

4.防錆油はどのように選ぶのですか?

防錆油を選ぶ際は、使用される状況をお客様からよく聞き、現場を確認するところから始まります。
「使っている防錆油の臭気がきつくて困っている…」「洗浄の際に防錆油が落ちにくくて手間がかかる…」といったお困りごとはありませんでしょうか。
そのようなお客様が求めるニーズをお聞きし、必要な防錆期間、塗布方法、前工程、工程は中間防錆か、最終防錆かなど様々な条件から、最適な油剤を選定いたします。

実際に、弊社の防錆油の選定による、お困りごと改善事例をご覧ください!

①防錆油の選定による錆トラブルの改善事例
ポイント 夏場、汗の付着による錆の発生でお困りのお客様に、汗の成分に強いタイプへ切り替えることを提案し、錆を防ぐことができ、これまで錆の除去に割いていた手間やコストが削減できた事例です。
防錆油を切り替えることで、汗の付着による錆の発生をゼロにした事例

②防錆油の切り替えにより生産効率が向上した事例
ポイント 防錆油の切り替えにより、最適な防錆効果でスプレー塗布が可能になったため、生産効率の向上と防錆油の使用量削減に寄与したという改善事例です。
防錆油の塗布を簡易化し、作業効率の向上と防錆油の使用量削減に成功した事例

こちら以外にも、弊社には多くの改善の実績があります。
油剤で工場の作業環境の改善につなげることができないかと思われる方は、是非ご相談ください。

5.防錆油の管理はどのようにすればいいですか?

・食品に賞味期限があるのと同様に、防錆油にも使用期限があります。使用期限は油剤メーカーによって異なりますが、6カ月~1年以内を保証期間とする場合が多いです。防錆油は過剰に在庫せず、古い缶から先に使用し、開封後は使用時以外で缶のキャップを付けておくことを推奨します。
・前工程で水溶性の加工液を使用した製品を浸漬防錆した場合、防錆槽の中に水分が混入し、防錆油の錆止め性が低下することがあります。定期的に防錆槽のドレンから水を抜く、もしくは全交換を実施することを推奨します。
・管理項目として、色相、粘度、混入水分量の数値を交換の目安とすることをお奨めします。

長岡石油ではお客様が求めるニーズをお聞きし、必要な防錆期間、塗布方法、前工程、工程は中間防錆か、
最終防錆かなど様々な条件から、最適な油剤を選定いたします。

 

お気軽にお問い合わせください。

潤滑油、切削油などの提供から廃液の回収やリサイクルにいたるまで、
工業用油剤に関するお困りごとは長岡石油までご相談ください。

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