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【工業用潤滑油のお困りごと解決News】難削材の穴加工に使える油性切削剤(2022年12月号)

✅ タップ加工に対応できる油剤が欲しい

✅ タッピングペーストを使うと、加工後に落とすのが面倒

✅ 切削油ではステンレスのタップ加工だけ上手くいかない

リンガータップNHは、従来使用されてきたタップ加工用オイル・ペーストの問題点を解決するために開発された、ゲル状のドリル・タップ加工油剤です。

〈特長〉

  • 工具の刃先や下穴にしっかりと付着し、オイルタイプと比べて加工性を向上できる。
  • 極圧性に優れた成分配合により、難削材加工(ステンレスのタップ等)に対応できる。
  • ペーストタイプより脱脂しやすい
  • 塩素系添加剤非含有

〈用途〉

鋼・ステンレス等のドリル・タップ・リーマ・中ぐり

※銅系ワークに使用後、そのまま長時間放置すると変色するおそれがあります。早めに脱脂してください。

旋盤で比較的加工性の良い水溶性切削油を使用しており、旋削では問題なく加工できていたのですが、ステンレスの切削タップでのみ加工音が大きくなり、加工が途中で止まってしまう状況でした。タッピングペーストを工具に塗布することで対策をしていましたが、使用時に手や機械周りが汚れる加工後に洗浄しにくいといった別の問題が生じていました。お客様もペーストを使わなければ加工できないのだから仕方がないと半ば諦めていました。

※イメージ

弊社からのご提案として、ステンレス加工に対応した重加工用切削油も考えましたが、お客様からは、ステンレスのタップ以外は問題なく加工できており、切削油の変更は入れ替えの手間やコストがかかることから、なるべく行いたくないというご要望があったので、タップに塗布するだけで使用できるため、切削油を変更する必要がないリンガータップNHをご紹介いたしました。タッピングペーストよりも塗布性に優れ加工後に落としやすいところにお客様がご興味を示してくださり、少量サンプルにてお試しいただきました。

ペーストは加工後に落ちにくいのに対して、リンガータップNHはゲル状なので、加工後はパーツクリーナーだけで洗浄することができました。ステンレスのタップが途中で止まるといった問題が無く加工できている上に、手や機械周りが汚れることもなくなったため、課題だったタップの加工性と洗浄性の両立を実現することができました。

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