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【工業用潤滑油のお困りごと解決News】水溶性金属加工油の“泡トラブル”対策(2023年1月号)

冬場に最も多くご相談いただくのは、水溶性金属加工油の“泡トラブル”です。

生産効率を低下させないために、原因を抑えて対策しておくことが大切です

 

 

【泡立ちの主な原因】

・冬場で液温が低下すると泡が消えにくくなる

・液の成分バランスが崩れ消泡性が低下している

・液自体の消泡性能が弱く高圧クーラント供給装置に対応できていない

 

【泡がトラブルにつながることも…】

「機械からしばらく目を離していたら、タンクの液が溢れていた」ということはないでしょうか。液が溢れてしまうと、作業環境が汚れるだけでなく、機械稼働の停止による生産ロスや液の消費量増加などの様々なトラブルにつながります。

使用液の濃度が高くなっていませんか?

✅ 補給する原液の量は適切ですか?水だけ補給していませんか?

タンク内に入った他の油は取り切れていますか?

フィルターは目詰まりしていませんか?

✅ 交換した時に前の液はキレイに取り切れています

タンクの水量は適切でしょうか?

水溶性切削油が加工中に泡立ち、タンクから溢れ出る現象が頻発されていました。その都度、作業者が機械を停止してタンク周りを清掃し、クーラントを補給することで対応されていましたが、クーラントを補充する手間と費用、機械の停止する時間が多く、生産効率の悪い状況でした。また、泡立ちは同時に切削油の供給不足による加工性の低下や、部品の加工不良が起こる可能性を高めるため、とても困っていらっしゃいました。他の切削油を使ってはみたものの、同じ現象が起きているとのことでした。

機械を確認したところ、タンク内のフィルターに目詰まりが発生しており、水溶性切削油による泡トラブルの原因と考えられたので、フィルターの目詰まりの原因となっているべたつきが少ないタイプで消泡性抜群の油剤を提案しました。

弊社でクーラントの交換を実施した際に、フィルターを含めて念入りにタンク内を清掃したところ、フィルターが目詰まりしにくくなり、泡立ちによるオーバーフローが無くなりましたクーラントの使用量はおよそ15%削減でき、オーバーフローの発生によりおこなっていた清掃や補給作業が無くなったことによる生産効率の改善に寄与しました。

お気軽にお問い合わせください。

潤滑油、切削油などの提供から廃液の回収やリサイクルにいたるまで、
工業用油剤に関するお困りごとは長岡石油までご相談ください。

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