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【工業用潤滑油のお困りごと解決News】水溶性切削油の腐敗・ニオイ対策(2022年8月号)

工作機械周りからの異臭が気になる

✅ 切削油がすぐに腐敗してしまう

✅ 切削油に変色・カビが発生している

水溶性切削油が分離している

✅ 切削油を頻繁に交換している

混入油とは、油圧油、摺動面油、前工程の加工油など工程間で、切削油に混入してしまう異種油。異種油が混入することで、バクテリアが繁殖したり、切削油のバランスが崩れやすくなり、腐敗・悪臭・分離等のトラブル発生につながります

オイルスキマーや浮上油回収装置を用いて除去します。そこでポイントとなるのは、使用している切削油、摺動面油、それらの相性を考慮した油剤選定です。混ざりにくい油剤の場合、右の写真のように切削油と混入油がくっきりと分離しており、オイルスキマーなどで除去できます。

こちらの企業様では、マシニングで従来より水溶性切削油を使用しており、年に3回程度クーラントの更液作業を実施していました。しかし、更液から2カ月でサラサラだった液が汚れ始め、べたつきと同時に液にカビや臭いが出ていました。さらに、2カ月後には液が分離し、その都度更液するのが当たり前のようになっていました。

機械を確認したところ、クーラントタンク内への摺動面油の混入が多く、その油をクーラントが抱き込んでいました。その結果、べたつきやカビ・悪臭発生の原因になっていました。

そこで、混入油を抱き込みにくく、腐敗・ニオイに強い水溶性切削油をご提案いたしました。更液のタイミングで、1台だけその切削油に入れ替えて、テスト使用していただきました。

今まではクーラントに抱き込まれていた摺動面油がクーラントの液面に浮いてくるようになり、摺動面油を取り除くことができるようになりました。そのため、1年間使用した後でも液がサラっとしたキレイなままで、カビや臭いも出なくなりましたオペレーターが臭いを気にすることがなくなり、クーラントのロングライフ化にも繋がったこが好評で、他の機械にも展開していただいております。

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潤滑油、切削油などの提供から廃液の回収やリサイクルにいたるまで、
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