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【工業用潤滑油のお困りごと解決News】切削油で取り組めるSDGs(2022年4月号)

ミストの発生量を半分以下まで減少させるためオペレーターにやさしい&べたつきの少ないクリーンな作業環境を実現

持ち出し量も減るため、使用量の減少による生産コスト削減も可能。ベースが植物由来の化学合成油で、カーボンニュートラルの実現に貢献。加えて、面精度&工具寿命が向上

【用途】鋼、鋳鉄、アルミ、ステンレス等の切削加工全般

①鉱油系オイルと比較して精製過程におけるCO2排出量が少なくカーボンニュートラルの実現に貢献

②化学的安定性が高く、加工油の長寿命化が期待 ③生分解性があるため、環境負荷の低減にも役立つ

油膜の強度に優れ、切削加工では面精度が向上 ⑤工具寿命が倍以上向上するケースもあり

こちらの企業様は、潤滑油にかかる購入金額の削減を目標として掲げていました。その中で、年間8,000ℓほど使用しており、生産コストで大きな割合を占めている水溶性切削油にかかるコストや使用量を少しでも低減出来ないかとのことで、当社にご相談いただきました。

現状についてお聞きしたところ、切削油は15倍液を補給していること、一部のラインで加工不良が出ていることがわかりました。そこで、切削油の原液使用量を削減でき、工具の購入費や加工製品の面精度向上まで、トータルの生産コスト削減が期待できる切削油を使用するVA提案をしました。切削油は油膜の強度に優れ、低ミストタイプで30倍液の補給で使用しても、タンク内の濃度を10%に維持できる油剤を選定いたしました。原液使用量を削減でき、工具寿命も良くなるのであれば、生産効率の向上が期待できるということで、お客様も興味を示してくださり、まず機械3台でテスト使用していただきました。

テストの結果、切削油の補給倍率(希釈)を15倍から30倍に下げたのにも関わらず、SS材加工時の面精度が格段に向上しました。さらに、機械稼働時に発生するミスト量が低減できたことで、現場の臭気・油のべたつきも改善でき、切削油の購入量を40%削減することができました。従業員の作業環境と使用量の削減によるカーボンニュートラルへの貢献もあり、お客様に非常に喜んでいただけました。

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