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【工業用潤滑油のお困りごと解決News】梅雨時期によくあるトラブル対策~切削油使用時の錆び~(2022年6月号)

✅ 切削油を入れ替えてから数カ月で茶色く変色…

✅ 梅雨時期に錆びで困っている…

✅ 鋳物を加工していて錆びが頻発…

✅ 機械や製品の錆びで頻繁に液を入れ替えている…

使用液が茶褐色化しにくく、鉄の錆びはもちろん、鋳物の錆びも改善することが可能です。さらに、べたつきが少なく、機械周りの汚れを低減でき、使い込んでも分離しにくく、腐敗・臭気を抑制します。左図のように錆び止め性試験を行い、切削液に触れてからの24時間で、汎用品と比較して錆びの抑制が確認できます。

水溶性切削油がどれも半年たたずに腐敗し、現場は常に腐敗臭が漂っている、劣悪な作業環境でした。また、加工した製品に錆びが発生していましたが、お客様は鋳物を加工している以上仕方がないと半ば諦めている様子でした。そのため、年間2回は機械の稼働を停止し、多額の費用をかけ、大掛かりな切削油の入れ替え作業を実施せざるを得ない状況でした。

使用中の切削油はエマルジョン(乳白色)タイプで、鋳物加工の場合で特にべたつきやすく、機械周りの汚れが目立っていました。そのため、べたつきの少ない、鋳物加工用に開発された粒子の細かい“マイクロエマルジョン”タイプの切削油を使用することを提案。その切削油の特長として、耐腐敗性錆び止め性に優れています。また、タンク内濃度や補給濃度も全く管理されていなかったため、定期的な切削油の濃度管理を実施。さらに、切削油変更後も実際にご使用いただく中で、3カ月に1回の使用液分析を実施し、その結果をご説明した上で、切削油を長持ちさせるためのご提案、また必要に応じて適切な添加剤の投与といったアフターフォローをさせていただきました。

以前は水溶性切削油が入れ替えからわずか半年で腐敗・錆びトラブルが発生していましたが、5年間を経過しても腐敗せず、製品に錆びが発生していないため、無交換のままです。さらに、べたつきの低減により、機械周りの油・スラッジ汚れも出にくくなりました。切削油の入れ替え作業にかかっていた費用が削減され、年間約90万円の経費削減が実現できました。

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