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事例紹介

CASE

泡立ち

アルカリ洗浄剤の泡立ち&錆トラブルを解消し、電気料金も大幅に削減できた事例

導入前の課題:部品洗浄で洗浄部品の錆&洗浄剤の発泡によるオーバーフローが発生していた

導入後の効果:液温が低くても優れた消泡性&洗浄性を発揮する洗浄剤を導入したことで錆&泡トラブルの解消と電気料金の削減を実現した

お困りごと(導入背景)

新潟県のエンジン部品を製造している企業様からご相談いただきました。こちらでは、加工後の部品洗浄にシャワー式洗浄機2台で他社のアルカリ洗浄剤を70℃に加温して使用している中で、洗浄後の部品に錆が発生し、洗浄剤の発泡によるオーバーフローが問題となっていました。特に泡対策として、定期的に消泡剤を添加しており、タンクの水量も減らしていました。そのため、水位が減りすぎると洗浄剤がポンプアップされなくなり、反対に多くなりすぎるとタンクから泡が溢れ出るため、水位を管理する手間がかかっていました。お客様からは後工程の塗装に影響のないものを前提として、泡や錆のトラブル対策ができないかとご相談いただきました。

提案内容

お客様に使用濃度を確認したところ、洗浄剤の泡を極力減らすために1%でご使用されており、推奨よりも低濃度に設定しているため、錆びトラブルも発生していることが見えてきました。そこで、さび止め性と消泡性に優れる洗浄剤の中で、残渣が少なく後工程の塗装に影響しにくい商品をご提案いたしました。液を近いうちに入れ替える予定があることから、お客様も前向きにご検討くださいました。

また、その洗浄剤は温度が低くても優れた洗浄性を発揮するため、テストの際に洗浄機の設定温度を10℃ずつ下げていただいても問題なく洗浄できるかご確認いただくことになりました。

導入後の効果

実機にて2%使用でテストしていただいた結果、2台とも錆の発生と洗浄剤の発泡によるオーバーフローのトラブルが無くなったため、消泡剤の添加とタンク水量を管理する手間を無くすことができ、正式にご採用いただきました。

さらに、洗浄機の設定温度を50℃まで下げても従来と同等の洗浄効果を得ることが出来ました。そのため、加温にかかる電気料金を2台合わせて年間43万円削減することができ、大幅なコストダウンに繋がりました。

その後も定期的な使用液分析などのアフターフォローをさせていただいており、液の入れ替え頻度も従来の半年から1年と、2倍に延ばすことができたため、廃液費用の削減と入れ替え作業費の削減にも繋がりました。

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