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事例紹介

CASE

泡立ち

添加剤を使用してアルカリ洗浄剤の泡トラブルを改善した事例

導入前の課題:高圧スプレー洗浄機械で使用しているアルカリ洗浄剤の泡がタンクからオーバーフローしてしまい、床がビショビショになっていた。

導入後の効果:洗浄剤の泡がタンクからオーバーフローすることが無くなり、頻繁に補充していた洗浄剤や消泡剤の使用量が削減できた。

お困りごと(導入背景)

こちらの企業様は、高圧スプレー洗浄機械で使用しているアルカリ洗浄剤の泡立ちで困っていらっしゃいました。特に冬時期は、洗浄剤の泡がタンクからオーバーフローしてしまい、夜中も機械を稼働させると、朝出勤した時には工場の床が溢れた洗浄剤でビショビショという状況が続いていました。消泡剤も試したこともありましたが、効果があるのは投入した直後だけで、その後は不定期でオーバーフローが再発してしまうため、困り果てていました。

汚れた加工室の窓

選定理由

現行品よりも消泡性に優れる洗浄剤へ変更することもご提案しましたが、現行品は過去に使用した洗浄剤と比べて、最も機械との相性が良く機械部品の劣化が少なかったこと、作業者の手荒れや機械周りのべたつきが少ない、作業環境にもやさしいことから、可能であれば洗浄剤は変更したくないとのご要望がありました。そこで、現行品のタイプに応じた、相性の良い“非シリコン系の添加剤”を選定し、使っていただくことをご提案いたしました。シリコン系添加剤と比較して即効性は劣りますが、持ち出されにくく持続性に優れるという特性があるため、まずは効果がどのくらい持続するのかをご評価いただきました。

ご提案の水溶性切削油 FC材の切削加工で使用後1年経過

導入後の効果

添加剤を投入後、1カ月程度消泡効果が持続しました。そのため、お客様の方で冬期間は泡が出ていなくても必ず1カ月に1度は添加剤を投入するように、当番を決めていただいたところ、洗浄剤の泡がタンクからオーバーフローすることが無くなりました

それにより、頻繁に補充していた洗浄剤や消泡剤の使用量が削減でき、月10万のコスト削減につながりましたが、それ以上に洗浄剤の泡がタンクからオーバーフローしなくなったことで、作業者が不安なく作業することができ、夜中も無人運転することが可能になったため、生産効率の向上につながったことに大変ご満足いただいております

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