≪ そもそもミスト切削とは？ ≫

ミスト給油装置を用いて切削油を霧状にし、刃先にピンポイントで塗布することで、加工可能な最低限の油量で加工する方法です。「セミドライ加工」や「ＭＱＬ加工」とも言われています。加工点以外に切削油がかからないようにしたい場合または加工室がオープンな工作機械で切削油を使用したい場合に用いられることがあります。

ミスト切削では、一般には高引火点の不水溶性切削油を使用しますが、最近ではＭＱＬ用の水溶性切削油も開発されています。長岡石油は、ＭＱＬ加工用の切削油（水溶性・油性）をラインナップしております。油剤とミスト給油装置セットでのご提案も承りますので、お気軽にお問い合わせください。

ステンレス材の切削タップで、使用しているミスト給油装置メーカーが推奨・販売しているＭＱＬ用の不水溶性切削油を使用しており、タップの折れが多発していました。もっと加工性の良い油剤は無いかと弊社にご相談いただきました。

現行品と同等粘度の油剤で、より付着性に優れるベースオイルと極圧性に優れる添加剤を配合した高潤滑・極圧型不水溶性切削油をご提案いたしました。1Lサンプルを提供し、テスト使用していただきました。

切粉の形状が良くなり、工具寿命も改善したため、ご採用いただきました。さらには、油煙や臭気も少なくなったとオペレーターの方からご好評いただいております。

新商品！ミスト切削用水溶性切削油のご提案！

≪本製品を使用するメリット≫

不水溶性タイプと比較して･･･

①水に希釈して使用できるため、コスト削減に！

②べたつきを低減し、機内汚れの改善に寄与！

③冷却性が向上！

→特にアルミ加工では、刃先の溶着が改善でき、加工不良の低減、安定した連続加工の実現など大きな効果が期待できます！

希釈液外観（10%）

ミスト切削（水溶性・油性）は、長岡石油におまかせください！