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【機械加工メンテナンス通信】金属加工のトラブル対策【2020年1月号】

クーラントの腐敗・臭気、加工不良変色・サビの発生、工具寿命の悪化などの“お困りごと”はご相談ください!

今回弊社にご相談いただいたお客様は、外観品質関係上、機械加工は不水溶性切削油を中心に使用をしているため、各工場にバッチ式の炭化水素系洗浄剤を設備して洗浄出荷しています。

洗浄機メーカーからの仕様によると、洗浄劣化残渣で排出される残分はほぼ洗浄汚れが濃縮される油が排出される設計となっているため、従来は産業廃棄物処理をしていました

部品売価の下落に伴う副資材の購入費を減額させようとしても、原油高による石油化学製品の価格高騰が悩ましく、改善がなかなか思うように出来ない状況でした。

炭化水素系溶剤のリサイクルで再利用を提案されていただきましたが、過去にリサイクル品の使用によって、洗浄不良や材料の腐食問題を引き起こした経緯があるため、当初の提案には抵抗感があったようでした。

しかし、純度や臭気に問題が出ない他社とは異なるリサイクル方法を提案させていただきました。試験成績表をLot毎に提出、廃液分析、テスト洗浄を行ったところ、望ましい効果が実証されました。

よって、当初予定していた廃油処理としての運用から、廃液から抽出した再生品の運用に切り替えることが可能になりました。

新液を比較的低コストで購入していた背景もあり、他社提案では新液購入にかかる 価格の改善は実現できませんでした。しかし、委託再生品を使用することにより、新液価格より1ドラム辺り25%の価格低減を実現させ、毎月の廃液収率50%ほどの運用実績を実現することができました。

お気軽にお問い合わせください。

潤滑油、切削油などの提供から廃液の回収やリサイクルにいたるまで、
工業用油剤に関するお困りごとは長岡石油までご相談ください。

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