作業環境の改善と同時に、洗浄剤の購入費・処理費の削減を実現
業種 建設機械部品加工
課題 アルカリ洗浄剤が約3か月で腐敗してしまう
導入の背景
洗浄剤の腐敗による作業環境の悪化とコスト増加
導入後の効果
作業環境の改善と同時に、洗浄剤の購入費・処理費の削減を実現
導入の背景
洗浄剤の腐敗による作業環境の悪化とコスト増加が課題でした
不水溶性切削油で加工した後、液温を50℃に加温した中でシャワー洗浄していたのですが、使用中のアルカリ洗浄剤が約3か月で腐敗し、洗浄機内に発生したカビやスカムの影響で洗浄後にもかかわらず部品には汚れが付着していました。
また、工場内に臭気が漂い作業環境にも影響をもたらしていました。
そのため、年4回も洗浄剤を更液しており、多くの手間とコストがかかっていました。
様々なメーカーの洗浄剤を試したことはあるものの、どれもうまくいかずに困っていました。
選んだ理由
洗浄液殺菌剤と分離性のある洗浄剤の導入を提案いただきました
使用中の洗浄剤は腐敗の原因となる加工油を抱き込み、持ち込まれた加工油の回収ができない状態であったため、短期間で腐敗していました。
そこで、洗浄液殺菌剤と分離性のある洗浄剤の導入を提案いただきました。
まず、腐敗の原因となる悪玉菌やカビ、スカム除去を目的とする洗浄液殺菌剤を投入した上で、3日間通常稼働し、洗浄液殺菌剤の投入後、タンク内はもちろん、配管内といった洗浄機内すべての汚れが大量に排出されてきました。
その後、分離性の高い洗浄剤に更液したことで、持ち込まれた加工油剤の浮上油回収装置にて回収することが可能となりました。
導入後の効果
作業環境の改善と同時に、洗浄剤の購入費・処理費の削減を実現できました
更液後1年以上経過した現在でもカビやスカムが発生せず、洗浄力を維持したま ま、腐敗臭もしなくなりました。
よって、年間4回の液交換がなくなり、その際に発生していた洗浄剤の購入費(¥ 9,000x12缶=¥189,000)と、廃液処理費3200L分の削減に成功しました。